神戸物語 4 (転載禁止)夏休みを迎える編

この章・姫路での幕の進行は「塾」を経営している「私」が引き受けますね。 皆さん、宜しくお願いします。
今、亜希子ちゃん達、高校生は夏休みに入っています。一年生、亜希子ちゃんは高校の合格発表を一緒に見に言った真由美ちゃんと同じクラスになりました。真由美ちゃんとは中学も塾も同じで気心が知れていますからね、それなりに楽しい日々を過ごしたようですよ。
今日も塾に一緒に通ってきています。そうそう、勉強も二人でよく頑張りました。

ただ、やっぱり亜希子ちゃんにとっては、神戸に引っ越しした「メイちゃん」と過ごした日々がとても懐かしいらしくて「メイちゃんに会いたい。」と塾でいつも私に話をしています。

そして、明日、はじめて亜希子ちゃんは一人で電車に乗って神戸まで行く事になっています。
亜希子ちゃんの躾に厳しいお父様は亜希子ちゃんが一人で神戸に行く事を「危ない」と最初、反対されていました。
でもね、亜希子ちゃんはもう高校生です。いつまでも子供ではありませんし、お友達のメイちゃんに会いに行くわけですから、お父さん、大丈夫ですよ。きっと亜希子ちゃんにとって有意義な1日になるはずです。
なんていったって明日は、神戸で花火大会があるのですから。
8月上旬に毎年、神戸の夜景を背景に約一万発の花火が打ち上げらる花火大会が開催されます。
それは本当に見事なもので、きっと亜希子ちゃんにとってもメイちゃんにとっても素敵な思い出に
なるはず。
素敵な思い出をいっぱい作って亜希子ちゃんと
メイちゃんの友情がさらに深まる事を先生は祈っています。
友情ってかけがえのないものですものね。

亜希子ちゃん、また、帰ってきたら
神戸のお話を聞かせてくださいね。待っていますよ。f:id:enkei4616579:20161225010513j:image[uploading:51656C7C-1A11-4DCE-852E-60A048DBA637/L0/001]